東京事変 live tour 2007 Spa & Treatment


								
							
2007年10月31日(水)19:00開演
2007年11月1日(木)19:00開演
Zepp Osaka

椎名林檎(vox)、伊澤一葉(key)、浮雲(guitar)、亀田誠治(bass)、刄田綴色(drums)

座席:1階スタンディング 整理番号909(10月31日)
    1階スタンディング 整理番号104(11月1日)


東京事変2007年初のライヴツアー「Spa & Treatment」に行きました。アルバム「娯楽(バラエティ)」を9月26日にリリースして間髪入れずにツアー開始です。椎名林檎にとっては、映画「さくらん」の音楽監督、アルバム「平成風俗」リリース後の初のツアーとなりました。
今回のツアーの特徴は会場がすべてライヴハウスということ。札幌から福岡まで7ヶ所14公演。大阪公演(Zepp Osaka)は、10月31日(水)、11月1日(木)、11月2日(金)の3日間。いずれも平日なので、仕事を大胆に休んで参戦しました。

チケット確保
6月上旬に林檎班会員を対象に先行チケット予約がありました。第4希望まで登録できますが、当選は最大2公演とのこと。抽選の結果、10月31日(水)と11月1日(木)の2日間に当選しました。その後、1階スタンディングから2階指定席への振り替えの案内メールが届きましたが、せっかくなのでスタンディングのままにしました。スタンディングがきつい人は、2階席がいいでしょう。

Zepp Osakaへ
Zepp Osakaに行くのは今回が初めてでした。最寄り駅は、大阪市営地下鉄中央線のコスモスクエア駅。駅に着くと、すでにライヴTシャツを着た人がウロウロしていました。Zepp Osakaに着いたところ、建物の前に人が集まっていました。まったく要領が分からなかったのですが、ホールの入口は階段を降りた1階にあるのですね。入口のように見えた2階はレストラン「CROSS BEAT 1」で、まったく別の施設でした。
Zepp Osaka遠景 Zepp Osakaロゴマーク

<10月31日(以下、1日目)> 17:30頃に到着。グッズ販売とコインロッカーの使用はすでに終了したとのアナウンスがありました。
<11月1日(以下、2日目)> 朝から天気がいまひとつで少し小雨が降っていました。気温も昨日と比べるとずいぶん寒いです。17:15頃に着いてグッズを購入しました(グッズについては後述)。
グッズ販売中(11月1日)

開場
チケットに印刷された整理番号順に入場します。17:45頃からスタッフの誘導で整列が始まりました。2日目は整理番号が100番台だったのですぐに建物前に並べましたが、1日目はさらに階段を下りて川沿いに並びました。入口前の整理番号呼び出し所で整理番号が読み上げられて入場します。1番ずつ呼ばれるのではなく、整理番号は20番から40番単位で呼ばれます。けっこうアバウトです。
また、入場時にチケットとは別にドリンク代500円が必要とのアナウンス。わざわざ500円玉を出すのが面倒なので最初からチケット代に上乗せして欲しいと思いますが、どうやらお財布が違ってホールの収入となるようです。
公演案内 公演案内 整列開始 坂を下る人(遠くに天保山大観覧車が見える) 整理番号呼び出し所で入場を待つ人 川沿いに並ぶ人(10月31日)

スタッフがペンライトでチケットを照らして、整理番号を確認してホール内へ。入口で500円を払うと、Zeppのコインがもらえます。コインを持って、カウンターでドリンクを注文します。1日目はミネラルウォーターと交換。2日目は場所確保のため、終演後にH2Oと交換しました。市販されている500mlのペットボトルを、500円で売るとはちょっとすごい。ドリンクを買うと、Zeppの首掛けドリンクホルダーがもらえます。1日目は緑色、2日目はピンクでした。
<1日目> 整理番号が900番台だったので、ホールにはすでに多くの人が入っていました。ホール中ほどのやや右寄りの位置で見ることにしました。
<2日目> 整理番号が100番台。前から4列目中央の椎名林檎のマイクのすぐ下を確保しました。こんな近くで見れるなんてすごい。
開演までの間、いつものように男性ボーカルによる洋楽が流れていました。

開演! (全体の感想は後述します)
非常灯が消えていよいよ開演。メンバーが登場。メンバーが入場するときにいつも音楽が流れますが、今回はニュースを読む男性アナウンサーの音声が流れました。「自民・公明両党はテロ対策特別措置法案を17日閣議決定し…」という政治ニュースで、徐々に音声が重ね合わさっていきました。2日目も同じ音声だったと思いますが、歓声がすごすぎて聞こえませんでした。また、後ろから押されて、拍手もできないくらいに超密集状態になりました。ライヴ中にさらに押されて、最後には前から2列目になっていました。
1曲目は「復讐」。浮雲のギターソロから前奏が始まり、椎名林檎が白のドレスで登場。下はパンツドレスでした。背中が大きく開いていて色っぽい。髪型は「COUNTDOWN JAPAN 06/07-WEST-」のときのように、短髪になっていました。アルバム「娯楽(バラエティ)」のビラには長い髪で写っていますが、どうやらエクステンション(付け毛)だったようです。ステージはけっこう暗く、青色の照明とフラッシュでした。バンドは、ステージ中央の椎名林檎を囲むように配置されていて、左から、key(伊澤一葉)、guitar(浮雲)、bass(亀田誠治)、drums(刄田綴色)という配置で、「COUNTDOWN JAPAN 06/07-WEST-」と同じでした。伊澤一葉と浮雲は紫色のシャツ、亀田誠治と刄田綴色は黄色のシャツでした。伊澤一葉は紫色のシルクハットをかぶっていました。浮雲は長い髪を後ろでしばっていました。2日目は、髪に通天閣(?)の紙の模型を載せていました。メガネはかけていませんでした。コンタクトレンズに変えたのでしょうか。刄田綴色は上に毛玉がついた帽子をかぶっていました。1日目は帽子を脱がなかったのでどういう髪形か分かりませんでしたが、2日目に確認したところ茶髪でした。
休みなしに、2曲目は「酒と下戸」。椎名林檎はリズムに合わせて左腕を伸ばしたりしていました。
3曲目は「歌舞伎」。椎名林檎は拡声器を持って歌いました。前奏のソロでメンバー一人ずつスポットライトが当たりました。
椎名林檎の「大阪カモン」という短いMCのあと、休みなしに4曲目「OSCA」に突入。椎名林檎は拡声器で歌いながら、ステージを左右に歩いて、ステージの左右にある階段状の台に上って歌いました。歌詞の「OSCA」の部分は耳に手を当てて、観客にコールさせました。後半の亀田誠治のベースから始まる前奏は、椎名林檎は台に座ってメンバーが演奏している様子を笑って見ていました。
ここで、椎名林檎のMC。「上方のみなさん、どうも。狭いですね、申し訳ございません。ペース配分を各々でしっかり管理してください」という挨拶は2日間とも同じでした。
<1日目のMC> 「「イコカ」持ってますか?」と観客に聞きました。「語源は「ほな行こか?」ですよね」と話し、JR九州は「スゴカ」になると紹介。「東京の「スイカ」は、「スイスイカード」という意味だろうけど、関西はとんちが効いてますね」と話しました。観客から「ピタパ」と「トイカ」という声も出てきたので、少し混乱しているようでした。「昨日泊まったホテルに有料チャンネルがあって、不用意に押してしまったけど、カードの名前が「ミルカ」だった」というオチを話し、爆笑を誘っていました。
<2日目のMC> 「大阪公演ですが、みなさん大阪の人ですか」と話し、「上方と言っても、京都の人とかもいる」「大阪の人はなんでみんな一緒にしゃべるの?」と話しました。観客に「昨日来た人」「明日も来る人」を聞いて手を挙げさせましたが、結構多く手が挙がりました。平日なのに、みんなやりますねー。私もその一員ですが。
5曲目は「ランプ」。6曲目は「ミラーボール」。椎名林檎は腰をかがめて、両手を左右に振りました。かわいい。観客ももちろん合わせました。
7曲目は「金魚の箱」。椎名林檎がギターを弾きました。アルバム「娯楽(バラエティ)」では、1曲もギターを演奏しませんでしたが、ライヴなのでサービスということでしょうか。うれしい。ちなみに、5曲目から7曲目までは、アルバム「娯楽(バラエティ)」の収録順と同じです。
8曲目は「群青日和」。この曲はやはり観客のノリがいいですね。椎名林檎は「体感温度」は「たいかんおんど」と歌っていました。歌い終わると、ギターのピックを観客に飛ばしました。
9曲目は「ピノキオ」。椎名林檎の声は伸びがあって絶好調。この曲を歌い終わると椎名林檎はギターを持って退場しました。椎名林檎がギターを弾いたのは、この3曲でした。
続いて、伊澤一葉、浮雲、刄田綴色のMC
<1日目のMC> 伊澤一葉が「アンニョンハセオ、東京事変です」と挨拶。しばらく間があって「笑いに厳しいここで何を話していいか」と言って観客の笑いを誘いました。「昨日はお好み焼きを食べた」「とんぺい焼きおいしかった」「ソースの使い方を知っている」「イザバウアー改めジャック・バウアー」と話しました。伊澤が「ネタを使い切ったので、あと2日間(大阪で)話すことがなくなった」と言うと、観客から「今日徹夜!」という声が飛びました。それを聞いた亀田誠治が爆笑しました。亀田誠治は、今日大阪に入ったということでしたが、観客から「どこに行っとった」と聞かれると、「立ち入った質問をするんだ!」と言いながらも「すいません。東京にいました。でも今日駆けつけたんだから」と話していました。「新大阪の駅で待ってた男の子が一人いたので、サインした」と話すと、観客から「えー」の声。「名古屋(公演)でしゃべりすぎて、ダメ出しされちゃった」ということでしたが、いつものようによくしゃべりました。刄田綴色は「2日前から(大阪に)入っています。梅田の観覧車の下(=HEP FIVE)で遊んでました」と話しました。浮雲はほとんどしゃべりませんでした。クールなキャラで行くようです。
<2日目のMC> 伊澤一葉が「今日、大阪で有名らしいカフェ(店の名前は失念)に行った」と話し、観客にそのカフェを知っている人を聞きましたが、手を挙げた人はちらほらでした。私も知りませんでしたが、あまり有名ではないようです。「そこでエンゼルシフォンケーキを食べたけど、天使のように甘かった」と話しました。観客から「音で表現して」の声が飛んで、大きな拍手。亀田誠治が「難題だ」と笑いました。伊澤はキーボードで低音から高音に上がる音階を即興で演奏。観客から「おーっ」という感嘆の声が上がりました。
10曲目は「某都民」。刄田綴色からメンバー3人にお題が出されました。前奏の合間に、亀田誠治、浮雲、伊澤一葉の順で答えました。1日目のお題は「好きな関西弁」。「もうかりまっか」「ぼちぼちでんな」などと答えました。2日目は「たこ焼きにタコ以外の具を入れるとしたら」。亀田が「タコ」、浮雲が「愛」、伊澤は浮雲の答えを聞いて「ありえない」と答えました。椎名林檎は「「手塩掛けられた返報を」と、食いしばる歯が磨り減っていく」を舞台袖で歌ってから再登場。オレンジ色のガウンを着ていました。「日本の宮処はそう此処、東京(TOKYO)」の歌詞の「東京」を「大阪」に変えて歌って、観客から大きな拍手。
11曲目は「月極姫」。「飽きられる前に」「満ち足りただけさ」「恨まれる前に」「極められただけさ」は、椎名林檎は歌わずに、耳に手を当てて観客に歌わせていました。また、間奏でガウンを脱いで、紫色のドレスに着替えました。スカートの丈がかなり短かったですが、よく見るとスカートではなくパンツスタイルでした。間奏と終奏は、アルバム「娯楽(バラエティ)」通りに手拍子。後半はタンバリンを叩きながら歌いました。
12曲目は「メトロ」。浮雲が終わりの十六分音符の音階の音を上げて演奏しました。
13曲目は「鞄の中身」。椎名林檎はタンバリンを叩きながら歌いました。
14曲目は「丸の内サディスティック」。「東京事変 “DOMESTIC!” Just can't help it.」と同じアレンジです。椎名林檎は丸サステップを披露。間奏は亀田誠治がステージ前でソロを披露しました。
ここで、亀田誠治のMC
<1日目のMC> 「俺の番だ」と言ってMC開始。「大阪すごい盛り上がりだよね。明日もあさっても頼むよ」と話しました。「さっき前に行ったときに熱気来たよ。すごい来てるから」と話しました。「ライヴっていいなあと思ってて、ライヴで初披露の曲持ってきました。ライヴで1回目やってみようと決めました」
<2日目のMC> 「やっぱり大阪盛り上がるね」と言った後、「今日は人生で初めて裸足で演奏しています」と話しました。「丸の内サディスティック」でステージ前に出たとき、観客に向けて足を出していたので、「さっき生足に触った人」と言って観客に手を挙げさせていました。「裸足なので、エフェクターを踏むと痛い」「楽器店に行くと、一応ポール・スミスとかを着ていくにもかかわらず、アマチュアと間違われる」と話しました。観客からの「チョッパーやってー」という熱烈なリクエストに応えて、「1回だけよ」と言って、チョッパーを披露。また、今日に備えて、昨日の夜に、ホテルで足ツボマッサージを頼んだところ、おばちゃんが来た。痛いツボがあったので何のツボが聞くと、「ここはみんな痛い。何のツボでもなかった」と言って笑いを誘っていました。途中から、椎名林檎が加わる、また昨日の「イコカ」の話題になって、観客から「(JR)北海道は「キタカ」」という声が飛んで、椎名林檎がびっくりしていました。椎名林檎は「JR大好き」と話しました。
続いて、15曲目は「閃光少女」。11月21日にDVDで発売されます。初めて聴きましたが、なかなかの名曲です。椎名林檎の高音がいい。伊澤一葉(ギター)と亀田誠治が前に出てきてソロを聴かせました。
16曲目は「私生活」。椎名林檎はガウンをまた着て歌いました。17曲目は「修羅場」。懐かしい。いくつかアレンジがありますが、「東京事変 “DOMESTIC!” Just can't help it.」と同じ編曲でした。間奏でガウンをまた脱ぎました。
18曲目は「黒猫道」。刄田綴色のドラムソロから、椎名林檎が笛を吹いて、エアホーン(笑点のテーマで使われている)を鳴らしてノリノリで始まりました。「条件反射」「防衛本能」では、椎名林檎が左手で文字を置くように上から下に手を動かしました。間奏はものすごい轟音。ストロボ効果の照明もすごい。終奏では椎名林檎が口笛を吹いていました。いつものように左手で口を隠していました。最後には、黒猫堂のロゴマークが現れました。アルバム「娯楽(バラエティ)」はデジタル的に整理された音質でしたが、やっぱりライヴは臨場感があっていいですね。
刄田綴色の「最後の曲になってしまいました」というMCの後、19曲目は「キラーチューン」。椎名林檎はステージを左右に動き回って、手を左右に振っていました。歌い終わると「ありがとう」と言って退場。演奏が終わると残るメンバーも退場しました。

鳴り止まない拍手に応えてアンコール。メンバーが再入場。ツアーTシャツに着替えて登場しました。2日目は、椎名林檎はノースリーブ「オレンジシャーベット」に、銀色のズボンをはいていました。亀田誠治が「ここで儀式を」と改まって、「今回のツアータイトルは?」と聞いて、観客と一緒に「スパ・アンド・トリートメント」の大合唱。亀田が「みなさまがたを癒しに参りました。必要なのは、体のトリートメントですか、心のトリートメントですか」と観客に聞きました。「心」「体」「両方」の声が飛び交いました。亀田が「心も体も痛んでいるようですね」とコメント。2日目は「師匠のトリートメント」という声が飛んだので、亀田が「後で部屋に来なさい」と言いました。「心の方が優勢」ということで、「心のトリートメントをして差し上げます」と言って、アンコール1曲目「心」を演奏。続く2曲目は「SSAW」。椎名林檎は前列の観客と握手しました。他の観客からは大きな悲鳴。私は握手してもらえませんでした。残念。演奏が終わると退場しました。2日目は、観客からリンゴのクッションがステージに投げ込まれたので、椎名林檎が拾って手を挙げて退場しました。
まだ鳴り止まない拍手に応えて、メンバーが再登場。亀田誠治の「もう一丁行くよ」という短いMCの後、「透明人間」を演奏。椎名林檎はいつものように「東京事変 DOMESTIC! Virgin LINE」の特殊開発グッズ「手旗ドメス」を振って歌いました。手旗ドメスを振って手拍子するパフォーマンスも定着しましたね。観客の中にも持って来ている人がいました。息の長いグッズですね。椎名林檎は歌い終わると終奏中に退場しました。終奏が終わると、残りの4人も退場。ピックなどを観客に投げ込んでいました。1日目には刄田綴色が投げたドラムスティックが私の近くに飛んできて、隣にいた私のツレがゲット(ドラムスティックについては後述)。2日目には浮雲が頭につけた紙の装飾品を分解して観客に投げていました。刄田綴色はいつも投げているドラムの表面カバーは今回は投げませんでした。伊澤一葉は観客に握手したり愛想を振りまいていました。
終演後はロビーが大混雑。出口でビラなどが入った袋を受け取りました。いつもは客席に置いてありますが、今回はスタンディングなので終演後で渡したようです。アルバム「娯楽(バラエティ)」とDVD「閃光少女」のビラ、「来場者アンケート」、「特殊開発グッズのご案内」、「オフィシャル・スコア・ブック発売の案内」などが入っていました。「金魚の箱」がエンディングテーマに使われる映画「魍魎の匣」のビラも入っていました。

刄田綴色のドラムスティック
1日目のアンコール後に刄田綴色が観客に投げ込んだドラムスティック1本を、私のツレがゲット。写真を撮らせてもらいました。新星堂の「ROCK INN」というメーカーで、黒マジックで刄田綴色のサインが書かれています。右か左かどちらのスティックか分かりませんが、Rの文字がマジックで囲まれているので、おそらく右手と思われます。かなり力を入れて叩いているようで、リムショットで使った部分がボロボロになってささくれ立っていました。ものすごい力ですね。また、裏には「ツーテンカクの下の・・・・。」と縦書きで書かれています。おそらくもう片方のスティックに、続きの言葉が書かれてあると思います。もし持っておられる方がおられましたら、ご連絡ください。つなげて読みましょう。
刄田綴色のドラムスティック 刄田綴色のドラムスティック 刄田綴色のサイン 「ツーテンカクの下の・・・・。」

特殊開発グッズ
今回のツアーの特殊開発グッズは、「東京事変 “DOMESTIC!” Just can't help it.」に比べると少ないですが、ツアーの規模や会場のキャパシティを考えるとこんなものでしょうか。グッズの会場前販売は、ホームページの案内では「開場の2時間前〜30分前」となっていて、Zepp Osakaでは入口前にテントを設置して対応していました。
私は2日目の開演前に購入。パラパラ漫画「娯楽の真相」(700円)とバッチとリボン「テープカッツ」(700円)を購入しました。
パラパラ漫画「娯楽の真相」 名刺サイズですごく小さい。アルバム「娯楽(バラエティ)」のジャケットの写真が載っていて、パラパラ漫画の要領でページをめくると動いているように見えます。前列左から、亀田誠治、椎名林檎、伊澤一葉が座っています。後列は左から、メガネをかけて黒いチョッキを着た男性(誰?)、浮雲、刄田綴色が座っています。衣装はアルバムのジャケットと同じです。ストーリーは、椎名林檎が「東京無線」と書いたフリップを持っていますが、その後立ち上がって、フリップを足元に置いて左に退場。伊澤一葉は「平安」と書いたフリップを持っています。後列では「安全第一」と書かれてフリップがメガネをかけて黒いチョッキを着た男性から刄田綴色に渡されます。裏面は、カセットテープのテープがたるんでいく様子が描かれています。
バッチとリボン「テープカッツ」 東京事変のマークが入った円形のバッチと、テープカッツのセット。ともに「Tokyo Incidents live tour 2007 Spa & Treatment」と書かれています。テープカッツは3色ありましたが、紫色を買いました。
Tシャツ「カセッT」やタオル「テイパーズ」、コットンバッグ「So So」などは、カセットテープがデザインされていましたが、ステージ上でのパフォーマンスとの関連性はありませんでした。どういう意図があってカセットテープをデザインにしたのでしょうか。
ライヴTシャツを着て参加する観客が増えましたが、これは「COUNTDOWN JAPAN 06/07-WEST-」の影響でしょう。

全体の感想
2日目は、ステージの近くで見れたので、大満足でした。椎名林檎とこれだけ近い距離に近づけたのはこれが最初で最後かもしれません。衣装も肌の露出が多かったです。目がウルウルしていました。細かな動きや表情がよく分かりました。笑ったり、足踏みしたり、腕を広げたり、近くで見ないと分からないことがありました。椎名林檎の声は絶好調でしたが、近くで見ると口をあまり大きく開けて歌っていません。おそらく声量がすごいのでしょう。タンバリンも表情をつけて上手に演奏します。
椎名林檎の前には機材が置いてあるので、メンバーはあまり近くに来ませんでした。残念。握手してもらおうと思えば、ステージの両サイドが狙い目でしょう。
アルバム「娯楽(バラエティ)」に収録された曲は、全部演奏しました。逆に「平成風俗」に収録された曲はまったく演奏しませんでした。伴奏形態が異なるとはいえ、ソロとバンドを使い分けているようです。今回のライヴのコンセプトは、亀田誠治が話したように、「癒し」のためのツアーだったようですが、今までにない盛り上がりでした。凝った演出はありませんでしたが、演奏で勝負したいということでしょう。照明も控えめでした。1日目は中央のやや右寄りで聴いたので、ドラムがうるさく、キーボードがあまり聴こえませんでしたが、2日目はホール中ほどで聴くとほどよいバランスでした。椎名林檎はCDと歌い方は変わりませんでしたが、高音が絶好調。生の歌声はCDでは感じられない魅力です。バンドとしてのサウンドの完成度も明らかに高くなってまとまって聴こえました。また個人のプレイに磨きがかかって表現力も増しました。「復讐」など浮雲のギターがよかった。「東京事変 “DOMESTIC!” Just can't help it.」よりもMCが多くてうれしかったです。大阪ではカメラ収録している雰囲気はありませんでしたが、DVDでもう一度みたいです。DVD「Just can't help it.」のように別撮り映像を加えるのではなく、ライヴそのままの映像が見たいです。
スタンディング公演は文字通り立ちっぱなしなので、体力的に少し心配でした。1日目の帰路は階段を上るのがきつかったですが、2日目の超密集状態のほうが前の人にもたれるような姿勢になるので足への負担は軽減されて楽でした。前で見る人はかなり暑くて汗まみれになるので、Tシャツ1枚で十分でしょう。
ホールでの公演もいいですが、今回のようなライブハウスでの盛り上がりは病みつきになりますね。ただ、平日に3日公演は社会人には厳しいです。できれば土日にお願いします。

1.復讐 (作詞:椎名林檎 作曲:浮雲 英訳:ロビー・クラーク)
2.酒と下戸 (作詞:椎名林檎 作曲:伊澤一葉)
3.歌舞伎 (作詞・作曲:椎名林檎)
4.OSCA (作詞・作曲:浮雲)
5.ランプ (作詞:椎名林檎 作曲:浮雲)
6.ミラーボール (作詞・作曲:浮雲)
7.金魚の箱 (作詞・作曲:伊澤一葉)
8.群青日和 (作詞:椎名林檎 作曲:H是都M)
9.ピノキオ (作詞・作曲:伊澤一葉)
10.某都民 (作詞:椎名林檎 作曲:浮雲)
11.月極姫 (作詞:椎名林檎 作曲:浮雲 訳詞:マリアンヌ・ボキアン)
12.メトロ (作詞・作曲:浮雲)
13.鞄の中身 (作詞:椎名林檎 作曲:伊澤一葉 英訳:Robbie Clark)
14.丸の内サディスティック (作詞・作曲:椎名林檎)
15.閃光少女 (作詞:椎名林檎 作曲:亀田誠治)
16.私生活 (作詞:椎名林檎 作曲:亀田誠治)
17.修羅場 (作詞・作曲:椎名林檎)
18.黒猫道 (作詞:椎名林檎 作曲:伊澤一葉)
19.キラーチューン (作詞:椎名林檎 作曲:伊澤一葉)
<アンコール1>
1.心 (作詞・作曲:椎名林檎)
2.SSAW (作詞:椎名林檎 作曲:伊澤一葉)
<アンコール2>
1.透明人間 (作詞:椎名林檎 作曲:亀田誠治)

2007.11.14記




COUNTDOWN JAPAN 06/07-WEST- RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO