【中止】ロンドン交響楽団来日公演


  2020年10月4日(日)16:00開演
京都コンサートホール大ホール

サー・サイモン・ラトル指揮/ロンドン交響楽団
エルザ・ドライジグ(ソプラノ)、エリーザベト・クールマン(メゾ・ソプラノ)
関西二期会合唱団、神戸市混声合唱団、びわ湖ホール声楽アンサンブルほか有志

〔プログラムA〕
マーラー/交響曲第2番「復活」

座席:S席 3階C1列22番



ロンドン交響楽団の来日公演を聴きに行く予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で、公演が中止になりました。大変残念です。ロンドン交響楽団を聴くのは、2004年の来日公演以来、16年半ぶりとなる予定でした。この公演を指揮し、1995年から2006年まで首席指揮者を務めたサー・コリン・デイヴィスは2013年に亡くなりました。

ロンドン交響楽団は、2017年9月から音楽監督にサー・サイモン・ラトルが就任しました。2002年から2018年まで務めたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・芸術監督を辞任し、母国イギリスに拠点を置きました。2018年に同コンビで来日公演を果たし、今回は2年ぶり2回目のツアーとなる予定でした。現在、首席客演指揮者にジャナンドレア・ノセダとフランソワ=グザヴィエ・ロト、桂冠指揮者にマイケル・ティルソン・トーマスを擁しています。

今回の日本ツアーは、6公演(札幌1公演、東京3公演、川崎1公演、京都1公演)の予定でした。京都公演は、「京都コンサートホール開館25周年記念事業」として企画され、合唱団は本公演のために特別に編成された100名余りの大合唱団となる予定でした。なお、「プログラムA」のマーラー「復活」は、東京公演(東京芸術劇場)、川崎公演(ミューザ川崎シンフォニーホール)でも演奏され、合唱は首都圏音大合同コーラスが担当する予定でした。

その後、6月17日に京都コンサートホールのメールやTwitterで、公演中止が発表されました。理由は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的蔓延により出演者の来日が難しくなったため」とのこと。3ヶ月以上前の早いタイミングでの発表でしたが、10月現在も海外渡航は制限されたままなので、結果的に賢明な判断だったと言えるでしょう。なお、株式会社KAJIMOTOのYouTubeチャンネルに、「サー・サイモン・ラトルより日本のお客様へメッセージ」という動画が掲載されました。いい声ですね。

ロンドン交響楽団は、3月15日が最後の公演となり、イギリスが3月中旬からロックダウン(都市封鎖)に入った後から、デジタルプログラム「Always Playing」を開始。YouTubeで無料配信されました。また、10月からは株式会社KAJIMOTOが「LSO - Always Together Project」を開始します。第1弾として10月23日(金)に、今回の来日公演(プログラムB)で演奏される予定だった、バルトーク作曲/オペラ「青ひげ公の城」(コンサート形式)が2日間限定で配信される予定です。2020年9月にロンドンで収録された映像のようです。なお、11月29日からは、本拠地バービカン・ホールで、いよいよ演奏会を再開させます。

なお、本公演の中止と同時に、11月22日(日)に開催予定の「京都コンサートホール×京都市交響楽団プロジェクトVol.1「佐渡裕指揮バーンスタイン《交響曲第3番「カディッシュ」》」」も中止が発表されました。ムジカエテルナ来日公演と本公演とをあわせて、「豪華オーケストラをマイシート(共通座席)でお得に聴くセット券”BIG3”」として発売されていましたが、まさかの全公演中止となってしまいました。

公演中止と払い戻しの案内が封書で届きました。払い戻しは、所定の「返金方法連絡署」を特定記録郵便で郵送する方法で、7月末にチケット代金と特定記録郵送料が返金されました。なお、チケット代金を払い戻さず寄附することも可能でした。

(2020.10.19記)


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