本公演の定員は30名で、参加費は呈茶つきで1300円でした。京都市交響楽団ホームページのオンラインフォームから申し込み。応募多数の場合は抽選でしたが、5月9日に当選メールが届きました。少人数なのによく当選できました。本公演の出演者は、京都市交響楽団のホームページで発表されて、片山千津子(第1ヴァイオリン奏者)と三瀬由起子(第2ヴァイオリン奏者)のヴァイオリン二重奏です。三瀬は、
Vol.2「「織」の音楽会」とVol.3「工芸」の音楽会(2026.2.8 京都伝統産業ミュージアム)にも出演しているので、5回中3回も出演しています。
京菓子資料館は、京菓子司俵屋吉富(たわらやよしとみ)烏丸店の北隣にあり、俵屋吉富が運営する一般財団法人ギルドハウス京菓子が管理しています。1978年に京菓子文化の総合的な資料館として、烏丸店の3階にオープンしました。2001年に北隣の現在地に移転して増床しました。立て看板によると京菓子資料館には「龍宝館」という名称がついているようです。京菓子資料館のホームページによると、年間で約29000人の利用があるようです。
地下鉄烏丸線の今出川駅から北に徒歩5分です。同志社大学寒梅館の北側ですが、場所さえ知りませんでした。入口がすごく小さいので、気づかずに通りすぎてしまうほどです。
1階の受付で、現金で参加費の1300円を支払い。なお、通常の入館料は700円(呈茶を含む)なので、差額の600円は菓仙堂の使用料でしょうか。菓仙堂は、普段は立ち入り禁止で入れない3階にあります。通常は非公開の多目的ホールで、靴を脱いで入ります。板張りのフローリングの広間に座布団が置いてありました。二面が障子の部屋で、弥勒菩薩像が安置されています。
最初に京都市交響楽団営業・マーケティング係長の田渕洋二郎が挨拶。俵屋吉富は1755年創業で、モーツァルトが生まれた頃くらいとのことで、非常に歴史が長い。左が片山、右が三瀬で立って演奏。着物ではなく黒い衣装でした。
プログラム1曲目は、「埴生の宿」の変奏曲。日本の曲ではなくて、もともとはイングランド民謡(ホーム、スイート・ホーム)なんですね。おそらくですが、音楽之友社から出版されている玉木宏樹の編曲と思われます。ヴァイオリン2台ですがよく響いて、十分すぎる音量です。MCは片山と三瀬が交代で担当しました。
プログラム2曲目は、モーツァルト作曲/歌劇「魔笛」からアリア2曲。1曲目は「私は鳥刺し」でした。
プログラム3曲目は、日本の唱歌メドレー5曲。1曲目は「どこかで春が」。しっかり内声のハーモニーが響きました。3曲目は「虫のこえ」、5曲目は「ふるさと」。三瀬が「京響の演奏会は1000円からでも聴ける」と「ZERO歳からのみんなのコンサート」を宣伝。
プログラム4曲目は、エルガー作曲/愛の挨拶。MCによると、エルガーの奥様のために作曲されたとのこと。ヴァイオリン2台でも迫力があります。
プログラム5曲目は、カッチーニ作曲/アヴェマリア。カッチーニ作曲ではないが、カッチーニの名前で有名とのこと。
プログラム6曲目は、アイルランド民謡「ロンドンデリーの歌」。歌詞が入ると「ダニー・ボーイ」と呼称されるようですね。
プログラム7曲目は、レスピーギ作曲/シチリアーナ。メロディーを2人が交互に演奏しましたが、ずっとメロディーやずっと伴奏よりもけっこう難しいかもしれません。最後は2人とも重音がすごい。こんな音が出せるんですね。
プログラム8曲目は、「プログラム上は最後の曲」ということで、玉木宏樹作曲/二人のフィドラー。「フィドラー(fiddle)とはヴァイオリンを演奏する人という意味」と解説。速いテンポでした。
アンコールは、いずみたく作曲/見上げてごらん夜の星をを演奏。
11:40に終演。お菓子に関する曲はありませんでしたが、40分で次々と9曲も演奏しました。ヴァイオリン2台のアンサンブルはあまり聴いたことがありませんでしたが、すごく楽しめました。なお、京菓子資料館のInstagram(@kyogashi.siryoukan)に掲載された写真に私も写っています。
1階の立礼席「祥雲軒(しょううんけん)」に移動して呈茶。椅子に座って、上生菓子「紫陽花きんとん」と宇治抹茶をいただきました。まだ、アジサイは時期が早いですが、今回のための特別に作ったとのこと。なお、本公演の定員が30名だったのは、この部屋に収容できるのが30名が限界だからでしょうか。流れ解散で12:00に終了。
出口が俵屋吉富の烏丸店につながっていて、和菓子を購入できました。なお、京菓子資料館の2階は展示室で、菓子で作った花(糖芸菓子)や、菓子を作る道具などが展示されていますが、撮影禁止でした。

(2026.6.9記)
