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2019年8月25日(日)19:30開演
服部緑地野外音楽堂 横山奏指揮/日本センチュリー交響楽団、センチュリー・ユースオーケストラ
スッペ/喜歌劇「軽騎兵」序曲 座席:全席自由 |
日本センチュリー交響楽団の星空ファミリーコンサートに初めて行きました。8月後半の土日に2日間にわたって開催され、25日(日)の第2夜に行きました。主催は公益財団法人日本センチュリー交響楽団。共催は服部緑地「みどり・文化・地域」を育てる協議会。
星空ファミリーコンサートは前身の大阪センチュリー交響楽団時代の1996年から始まり、今年で第24回を数え、大阪フィルハーモニー交響楽団星空コンサート(2006年〜2012年)よりも歴史があります。入場は無料で、定員は両日とも先着2,000名です。野外コンサートなので、雨天は中止で、18:15に発表されるとのこと。なお、第1夜と第2夜は、前半の演奏曲が一部異なりました。
指揮は、昨年に続いて、横山奏(かなで)。2018年に開催された第18回東京国際音楽コンクール〈指揮〉で第2位を受賞しました。ちなみに、星空ファミリーコンサートのこれまでの指揮者は、1996年度ルーベン・ゴンザレス(当時首席コンサートマスター)、2000年度、2001年度増井信貴、2002〜2003年度、2007〜2013年度小田野宏之、2006年度小泉和裕(当時首席指揮者)、2014〜2016年度飯森範親(首席指揮者)、2017年度松本宗利音、2018〜2019年度横山奏が務めています。
また、共演のセンチュリー・ユースオーケストラは、2007年に大阪府文化振興財団(当時、現・日本センチュリー交響楽団)と関西テレビ青少年育成事業団との共催事業として設立されました。同年8月の第12回星空ファミリーコンサート以降は毎回出演し、日本センチュリー交響楽団(2010年まで大阪センチュリー交響楽団)と合同演奏しています(2017年は日本センチュリー交響楽団の出演はなく、センチュリー・ユースオーケストラとそのOBが出演)。また、2008年度からは、毎年3月にいずみホールで定期演奏会を開催しています。現在は、中学1年生から29歳まで約80名が活動中です。指導は、粟辻聡(京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻非常勤講師)、横山奏、日本センチュリー交響楽団員が行っているとのこと。
会場は服部緑地野外音楽堂。北大阪急行(大阪メトロ御堂筋線直通)の緑地公園駅が最寄り駅で、緑道を5分ほど歩くと、緑地公園東中央広場に着きます。
服部緑地は甲子園球場の約33倍という広大な敷地です。とにかく広い。野球場、陸上競技場、サッカー場、テニスコート、バーベキュー広場、植物園、乗馬センター、日本民家集落博物館、ウォーターランド(有料プール)などの施設があります。
野外音楽堂の固定座席は1700席で、その後方には芝生席もあります。また、ステージとバックステージ席には屋根があるのも特徴です。なお、日本センチュリー交響楽団の練習場と事務所がある建物(センチュリー・オーケストラハウス)も野外音楽堂のすぐ横にあります。
18:30開場、19:30開演ですが、14:00頃に行ったときは早くもリハーサル中でした。また、17:30頃にもリハーサルの音が聞こえました。2日目なのに、練習熱心です。18:00頃から開場待ちの行列ができ、50人ほど並びました。スタッフから、日本センチュリー交響楽団オフィシャルスポンサーである金鳥の虫除けスプレー(プレシャワー)が無料で配布されました。いいサービスです。
しかし、18:15に天候不良のため中止が決定されました。少し雨が降りだしたくらいでしたが、野外コンサートなので致し方ないでしょう。降水確率が10%だったのに、夏の夕方は天気が変わりやすいですね。前日の第1夜は小雨が降りつつも開催されたので、昨日来ておけばよかったです。残念。また来年挑戦です。指揮の横山奏にも司会のどいかつえにも会えずじまいでした。使用されなかったプログラムなどをもらえたので、持って帰りました。限定グッズとして、豊中市キャラクター「マチカネくん」とのコラボで、バッグ型クリアファイル、うちわ、タオルハンカチをセットにした「星空セット」特別価格1,000円で販売される予定だったようです(各日1,000個限定)。
予定されていた演奏曲目は上記のとおりですが、前半3曲は日本センチュリー交響楽団の単独演奏、最後の「スター・ウォーズ組曲」は、センチュリー・ユースオーケストラとの合同演奏でした。19:30開演と遅い時間帯から始まって、1時間半ほどのコンサートになるようですが、星空コンサートにふさわしく、きれいな星は見えるでしょうか。また来年にリベンジです。
(2019.8.28記)